ご挨拶
松山の様々な本来、本物、本質を現存の実物で知る体験型ミュージアムとして運営させていただくことになりました。
「温故知新」という言葉より、自身の造語である「汲故進新」という言葉をよく使います。故きを温ねるだけでなく、真の歴史を知り、古人の知恵を生かし、本来の意図を汲み取りながら柔軟に変化して新しい事を後世に繋ぎ進んでいくことが歴史という長い線上の一点と心得ます。
現在進めております数年後の城下町文化都市へのステップとして集客イベント型美術館ではなく、本来果たすべき教養、研究の場となれば幸いに存じます。
民間運営なので鳴り物入りの美術品やパフォーマンス等はありませんが「郷土文化を繋ぐ」という見方でご容赦、ご理解くださいませ。
松山兎月庵文化歴史館 館長 小椋浩介